固定費を見直せと言われたが、何から手をつけるか

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最初に手をつけるのは通信費です。1回の作業で下がる額が固定費の中で最も大きく、しかも失敗しても元に戻せるからです。止まっている理由が「どれから」と「手続きが面倒そう」の2つなら、どちらも数年前よりずっと小さくなっています。

いくら下がるかを先に知りたい場合は、通信費シミュレーターに今の月額を入れてみてください。

AIはここまで教えてくれたはず

おそらく、こう言われた

  • 家計の改善は固定費から手をつけるのが効率的。一度の作業で効果が毎月続くため
  • 食費や日用品を削る節約は、労力のわりに効果が小さく、長続きしにくい
  • 固定費の代表は、通信費・保険・光熱費・住居費・サブスクリプション

整理としては正しい。ただ「固定費を見直しましょう」で終わると、項目が5つ並んだところで手が止まります。5つを同時に始めようとして、結局どれにも着手しないのがよくある止まり方です。

それでも動けないのは、この3つのどれか

  1. 項目が多すぎて、どれが一番効くのか順位がつかない保険も通信も電気もサブスクも気になる。優先順位が立たないので、どれにも手が伸びない。
  2. 手続きが面倒そうで止まっているやれば下がるのは分かっている。ただ「半日仕事になる」という見積もりが頭にあって、休日が潰れる想像で止まる。
  3. 今より不便になるのが怖い電波が悪くなる、キャリアメールが使えなくなる、困ったときの相談先がない。下がる金額より、失うものの不確かさのほうが大きく見えている。

自分で片づけられる範囲

ここは、今日30分でできる

1. 1回の作業で下がる年額の順に並べ直す

迷っている5項目は、1回の作業で下がる年額で並べると順位が決まります。

項目1回の作業で下がる年額の目安作業時間元に戻せるか
通信費(スマホ)5〜7万円30分〜1時間戻せる
電気・ガスの契約先0.5〜2万円15分戻せる
使っていないサブスク0.5〜3万円15分戻せる
保険の見直し条件次第で大きく変わる数時間〜戻しにくい
住居費最も大きいが数か月戻せない

通信費が先頭に来るのは、金額と作業時間の比が突出しているからです。保険と住居費は効果が大きい一方で、判断を誤ったときに取り返しがつきにくく、最初の一手には向きません。

2. 自分の実データを2つだけ確認する

キャリアのマイページで、先月の請求額と、直近3か月の月間データ使用量を見ます。大容量や無制限のプランに入っているのに、実際は月3GBも使っていなかった、というのは珍しくありません。この2つの数字がそろえば、いくら下がるかは計算できます。

3. サブスクを棚卸しする

iPhoneなら「設定」→自分の名前→「サブスクリプション」、Androidなら Google Play の「お支払いと定期購入」に、契約中のものが一覧で出ます。クレジットカードの明細をさかのぼる必要はありません。

無理なのではなく、面倒さが過大に見積もられている

このテーマは、ほかの「詰まり」と少し性質が違います。格安SIMへの乗り換えは、物理的にも法律的にも自分でできます。止めているのは「面倒そう」という見積もりで、その見積もりはたいてい古い情報に基づいています。

MNP予約番号の取得は、多くの場合もう要らない

かつての乗り換えは、今のキャリアに連絡してMNP予約番号を取り、有効期限内に乗り換え先で手続きする二段構えでした。引き止めの電話が嫌で止まっていた人も多かった工程です。

2023年5月に「MNPワンストップ方式」が始まり、乗り換え元と乗り換え先の両方が対応していれば、予約番号を取らずに乗り換え先の手続きだけで完了するようになりました。今のキャリアに電話をかける工程そのものがなくなっています。対応していないケースはMNPワンストップ方式で何が変わったかにまとめました。

作業は30分〜1時間で終わる

オンラインで申し込み、本人確認書類を撮影して送り、届いたSIMで回線を切り替える。eSIMに対応した端末と事業者なら、SIMカードの郵送を待たずに当日中に切り替わります。

ただし、戻せなくなるものが1つだけある

キャリアメールのアドレス

@docomo.ne.jp のようなキャリアメールは、解約すると原則使えなくなります。大手3社はどこも月額330円でアドレスを持ち運べるサービスを用意していますが、申し込めるのは解約から31日以内で、期限を過ぎると復旧できません。

銀行や通販サイトの登録メールがキャリアメールになっているなら、乗り換え前にフリーメールへ変えておくのが確実です。先にやっておくべきことはこれだけです。手順はキャリアメール持ち運びの手順と期限に書きました。

比べるときに、金額以外で差がつく3点

  1. **混雑する時間帯の速度。**大手の回線を借りて運営する事業者(MVNO)は、平日の12時台や夕方に遅くなることがあります。昼休みに動画を見るなら、大手のサブブランドやオンライン専用プランのほうが安定します
  2. **通話の使い方。**かけ放題オプションの有無と上限(5分・10分・無制限)で料金が変わります。通話をほとんどしないなら、LINEなどのアプリ通話で足ります
  3. **LINEの年齢確認。**一部の事業者では年齢確認ができず、ID検索が使えません。トークなどほかの機能は使えますが、ID検索を普段使っているなら事前に確認が要ります

金額の目安としては、大手キャリアの大容量プランが月8,000円前後、格安SIMの中容量プランが月2,000円前後です。差が月6,000円なら年間で7万円を超えます。30分の作業で得られる額として、ほかのどの固定費よりも効率がいい。料金は各社の最新情報で確認してください。

本ページは一般的な情報の整理であり、個別の事案に対する法的助言ではありません。 費用は一般的な価格帯の目安で、実際の金額は条件や事業者によって変わります。 誤りを見つけた場合はお問い合わせからお知らせください。